【解説】
 私事で恐縮ですが、お陰様で長男がこの春高校に入学する事となりました。
季節でも行事でも、節目と言うものは不思議なもので、月日の流れの速やかなる事を改めて感じさせられるきっかけとなるようです。
 さて、入学にあたっては、まず身上書を提出することになりますが、私が記載する欄は只一つ、【家庭教育の方針】という項目です。
 正直申しますと、まず初めに頭に浮かんだのは、『仏様の教えに照らし、善悪の判断を出来る様に』と言うものでしたが、やはりそこは世間様のモノサシに照らした言葉で書くべきか否か?と言う親としての目線に至り、結局のところは『他人の気持ちを慮(おもんばか)る人間になるように』と、至極当たり前の表現になりました。
 只、ここで思い出したのは、先の法句経“本分つとめ”の一節です。
一度限りの今生の世と見た時、まずは、自分自身を精一杯生きよう!周囲の価値判断に惑わされるのみで、後ろ向きに生きていたら、あまりにももったいない人生です。
 お釈迦様は、新たな旅立ちを迎えた若者に対しても叱咤と激励を与えて下さいました。
武蔵野大学の山崎龍明教授は、『ブッダの教えは人生の応援歌である』と言われます。
その様に考えれば、仏・法・僧の三宝は、“人生の応援団”。
心強い味方と昇る大人の階段の第一歩と心得て欲しいものです。

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