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| 【解説】 人々が安心してまた安全に暮らすという権利を守るための監視機関の長だった方の利得がらみの犯罪が問題になっております。 鉄のように固いしっかりとした立場の人物と、誰もがその人品を疑う事がないような方々も、身の錆びによって腐食し、その地位も立場も粉々に崩れてしまいます。 あたかも鉄から生じた錆が、鉄自体を崩壊させるように、自分の行い(業)が、罪を犯した自分を不幸へと導くが如くです。 お経の中に「己に従い行くは善悪業等のみなり」とあります。私たちが最期の時を迎えるとき、その道行きを共にするのは、自分が生前に行った善き行い、悪しき行いのみであるという意味でしょう。 ところで、善き行いかどうかを計るには良き物差しが必要です。仏様の物差しには次のようにあります。まず何か事を起こそうとした時、それは自分を幸せにするか、次に周りの人たちにとってどうなのか、最後に生きとし生けるものすべてにとってどうなのかを自分に問いかける事が大切だとします。 「糸一本でも与えられていないものは盗るな。ただの糸ではないか、との軽い考えから自分の心に錆が浮くのだ」 善悪の行いは自分の物差しを振り回さない計り方が大切なようです。
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