4月1日(火) −お貸しください!−
私の年齢は、いや法齢は1歳と9ヶ月・・・ですからまだ子供子供。
自分は誰か?ここはどこか?何をしようとしているのか?良く分かってはいません。
毎日毎日見るもの・聞くもの全てが初めてのものばかりです。
ふと気が付くと、あまりにも多くのモノをお借りし、戴いている事に驚いてしまいます。
驚いた中で特に一番大きなものを挙げれば、多分【智慧】。
よちよち歩きながらも、「全ては大自然からお借りした大切なもの」「誰にも分からない授命の中で、【今】という時(とき)を精一杯生きる大切さ」を知る事も出来た様な気がしています。多分気がしているだけです。本当はまだまだなのに・・・。
『春』・・・今までじっと寒さに耐えながらも、着実に生命活動を続けて来た草木は、伸び伸びと足を伸ばし、手を空に向って広げています。
白色から始まった季節は、緑・黄色・梅色?・乳白色・桜色・そして当地の自慢の桃色、視界には言葉では言い表せない花の色で包まれて来ました。
私はこの度、この穏やかな匂いと色の中、僧堂修行に向います。
この道はこれで良しという事の無い修行ですから、道々、色々なものをお借りしながら、自分の足で歩き続ける以外ありません。
【欲】から離れて歩く道のはずなのに・・・今、欲しいモノが沢山あります。
心豊かに生きるための方策をお持ちの方は、寛大な気持ちで色々お貸しいただければ幸いです。
(健康な大人にいつなれるかはわかりませんが)、健康な大人になれた時、お借りしたものは必ずお返しいたします。
では・・・。