お釈迦様はお生まれになってすぐに東西南北に七歩歩かれたという伝説が今に伝えられておりますが、これはもちろん釈尊を慕った後の世の弟子により、その偉大さを一般に判りやすく伝えるための方便の一つでしょう。七歩の七という数字はインドの満数、これ以上ないという数を表し、また六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)を生まれながらにして超えられたお方という意味合いがあると言われます。この六道輪廻も私たちの生が尽きてからの次の生まれ変わりとするよりも、今生きている一瞬一瞬の輪廻(生まれ変わり)と考えたら如何でしょうか、私たちは日々の生活の中で、餓鬼にも修羅にもなるでしょう。それを仏の道に目覚め道を行じる事で、六道を超えた菩薩としての心が現れ出るのです。仏道を行じる行いを修行と言いますが、何も難しく考えることはありません。釈尊の描いた行いをなぞること。お手本はすぐ目の前に示されております。ひたすら写す事に徹すればどなたにも救いの道は用意されています。 |