
古来より、年中行事の中でも、お正月と並び大切にされてきた「お盆」が参ります。正式にはウランバーナ、漢訳して盂蘭盆会(うらぼんえ)と言いますが、その起源はインドにあります。遠くお釈迦様の時代、日頃のご修行は遊行(ゆぎょう)といって、各地を歩きながら説法をするのが専らでしたが、雨期にあたる4月15日から7月15日はお寺の中での集中坐禅修行をつとめておりました。
つまり3ヶ月に亘る有難いご修行を終えられた僧侶への、清らかな食事や飲み物の供養(布施)を、お釈迦様はお勧めになられたのです。このご供養の心を後世になってご先祖へも手向けたいという思いから育った行事が今に伝わる「お盆」なのでしょう。故郷に帰省して祖父母、両親のもとで、お互いの健康をお祝いしながら語り合うのも「生みたま」への孝養の一つに違いはありませんが、本来の意味を顧みる絶好の機会でもあります。お墓参りをしながらのご先祖様との語らいも大切にして頂きたいものです。 |
 |
|