恒例の行事として定着しつつある観音参りですが、お陰さまで毎回多くのご参加を頂いております。
さて、私達の生活には大きく分けてケ(日常)とハレ(非日常)の行事があるようです。お正月・お盆など、古くからの伝統的な習慣は勿論の事、この度の観音参りもハレの行事となります。ただ、残念な事に生活レベルの向上と共に、私達が感じるハレ感度が低下している様な気がしています。つまり、特に「この日だから」という特別を設ける意味合いが薄れていると言えましょうか。そこでご登場頂くのが所謂見えない存在「お陰さま」なのでしょう。このお陰さま、カミ様、ホトケ様、観音様、色々な言われ方をするようですが、何れも畏敬が伴い、計り知れない存在に感じます。こればかりは生活レベル向上や文化発達での満足感とは相容れない存在のようです。この辺りに観音参り人気が廃れずに残る要因が見出せそうですが如何でしょうか。只、このご信仰にも、ステップアップが望まれます。つまり遠く求めた対象が実は、この身にあった事、求めるものではなく納得するものと感じられる事が、本当の意味での観音信仰であり、満願なのかもしれません・・・。