釈尊は苦の解脱の為、縁起の法をお悟りになり、衆生を救済されました。さて、その縁起とは何かと言うことになりますが、「これあるに縁りてかれあり」「これなきに縁りてかれ無し」という有名な釈尊の言葉通り、物事が起こるということは、一つの原因があり、それに条件が伴って、結果に到る。この理は変えようがない事実なのです。そのことをしっかりと認識しなくてはいけないといいます。何か事が起きれば、とかく我々が知ることが出来ない世界の物のせいにしたがる傾向にありますが、決してそのようなことではないのです。人は悲しみや苦しみによって人間としての成長があるのでしょう。つまりマイナス条件の積み重ねによっての人間なる仏を得ることができるとも言えます。この仏に目覚めることが出来れば「人は生まれたから死ぬだけ」という事実に臍落ちできるのでしょう。
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