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ネットビジネスや○○ファンド、このところ若手経営者が世間を賑わしているようです。勝ち組、負け組等と言う好ましくないはやり言葉も、女性の婚期だけでなく、ビジネスにもあてはまるとすれば、迷わず前者の組だとご自分で手を挙げるのではないでしょうか。只、結果論としての住み分けを云々するこの言葉も、経済的価値観を優先する線引きには何だか寂しい思いしか残らない気がします。
ところで、清貧の禅僧で有名な越後の良寛さんは、「盗人にとり残されし窓の月」という有名な詩を残しております。
月がこうこうと照るある寒い晩に、良寛さんの破れ庵に泥棒が入ったそうです。勿論盗るものなどあろうはずもなく、困った挙句事もあろうにくるまっていた布団をはがそうとします。良寛さんは何もないこんな所に物盗りに来るのだからよほど困っての事だろうと、寝返りをうつ振りをしてそっと布団を差し出すのでした。そしてその泥棒が去った直後に詠んだのが先の句なのだそうです。
ブラウン管に映る勝ち組?と言われる若い経営者の獲物逃さぬ眼光は、秋の冴え冴えとした月を眺めても宇宙ビジネスという黄金色の光と捉えるようです。餅つきうさぎの影絵にしか見えないようでは、所詮負け組みでしかないのでしょうか…。
分け隔てなくその光を与えてくださるお月様も、照らされる側の目にかかるフィルターで様々に映るようです。
「盗人にとり残されし窓の月」良寛様には、フィルターなしで観る事が出来る心の月が宿っていたのでしょう。 |
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