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“うつくしまふくしま”実は美しくなかった腹の内。「建設会社社長宅家宅捜査か?」「前知事の弟が関与起訴処分」。そしてついには元知事逮捕!
キャッチフレーズよろしく福島が一年で最も美しい季節を迎えるこの時節、紙面を賑わせる話題は来る日も来る日も談合の話題、東京地検特捜部が狩りに来たのは山の紅葉ではなかったようでまことに残念です。
そんな灰色な話題はひとまずお休みしまして、時は霜降を過ぎても山々の彩りはいよいよ本番、錦織りなす紅葉の風情はまさにこれからが秋本番といったところでしょうか。
ところでこの「秋」の漢字を調べてみますと、五行説では「金」を配し、それに伴う色で言えば「白」、方位は西を表すとあります。因みにこの五行説とは、中国の古くからの哲学。人間が生きていくうえにおける、天地に対する畏敬・尊敬・自然崇拝をあらわした考え方で、宇宙の万象はすべて「木・火・土・金・水」の五つから構成されているとするものです。「木」は「火」を生み、「火」は燃えて「土」に還る。「土」の 中にはさまざまな「金属」が含まれ、その「土」をくぐって「水」が生まれ、その「水」が「木」を育てる。全ての成り立ちはこの循環を離れるものではないとする思想です。
さて、権力という名の森に木を植える事で、その木は時を経るごとに大木となり、山奥にあっては自然発火をするなどして、次々と周りの木々まで燃やし尽くしてしまうのでしょうか、そして燃え尽きた木は灰となり土へ戻り、やはり金属を生む。次に生まれる金属は、剥がれ易い鍍金にコーティングされたものではなく、真物であってほしいと思うのは、森を遥かに眺める者のささやかな願いです。
ある関連番組の中で「被害者の顔が直接見えないから、犯罪意識が低いのです」とのコメントがありました。これでは、誰も見ていなければ盗っていい。の論理と同じではないでしょうか。道元禅師示して曰く「独りを慎む」悪しき慣習に流されることなく自分自身をごまかさずに生きてゆく。誰も見ていないひとりのときこそ自分を正す勇気が大切という教えでしょう。また同じ番組の中で、前宮城県知事浅野氏へのインタビュー「談合を無くすのはやはりかなり難しい事なのでしょうね?」「そんな事はありません、正しい入札にすれば済む事ですから」眺める木々の無知という液肥も、特定の森の木を大きく育ててしまった要因であるのかもしれません。
「善縁にあえば心良くなり、悪縁に近づけば心悪くなるなり。我が心もとより悪しと思う事なかれ。只善縁に随うべきなり」正法眼蔵随聞記
仏教では人の本来の心というものは、善でも悪でもないと説きます。善い縁にめぐり合い、よい人に近づきよい仕事をし、よい心を持ち、みのりある善き人生を送りたいものです。 |
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