最近、流行のキーワードのように頻繁に使われている言葉ですが、一般に今感じているストレスをその対象を変えることによって取り除く様々な方法を癒しと言っているようです。例えば、肉体的な疲労からくる精神的な不安定なら、仕事量を減らし責任の度合いを軽くすれば安定するでしょう。セラピーやヒーリングなどはこれらの改善に有効でしょう。しかし、私たちの生き方そのもの関する疑問からくる精神的ストレスはそれでは解決することはありません。 釈尊は、その方法を対象ではなく、自己の本質の探究に向けたのです。そして、具体的な実践方法として、坐禅を行じられました。 坐禅をしていると、まず本来の自己のありように気付かされます。また、普段の生活をしていても、周囲のよからぬ波に呑まれそうになる自分に気付く事が出来、その瞬間、本来の自己のありように戻されるはたらきがでてくるのです。何時いかなるときにでもこのはたらきが作用するようであれば、これが、お悟りの心というものであり、本来の意味での究極の癒しと言えましょう。
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