13日の迎え盆で懐かしいご自宅にお戻りのご先祖さまも、16日の送り盆にはナスの牛にお土産を沢山載せてお帰りになると言われております。
 ところで、人は亡くなると天に昇ってお星様になる。お星様になって残る家族を見守っているんだなどと言われることもあります。
ですが、今年あたりからは「風になる」と考える方が多くなったようです。
元々日本人の多くは「土に帰る」という言葉からも想像できるように、大自然に帰ってゆくという考えが根底にありますから、星でも風でも水であっても差し支えないものと思います。
それから、仏教的に正しいの?などと言われると困りますが、「お墓という字はクサカンムリだから、土饅頭の上に墓印として南天などの植物を植えた。すると死んだ人のみ魂が夜露になって木の葉っぱから昇ってくる。」等という話もあります。
「千の風」ブームで、“私のお墓の前で泣かないでください そこに私はいません”という歌詞が話題になっています。詠み人知らずとされていたこの詩も、最近の調査では、遠くはなれている事で親の死に目に会えなかったという事実があり、その現実に苦しむ友人に捧げられたものだったとその詩ができる背景が明らかになったそうです。
ご先祖さまは、お墓だけではなく何処にでも居てくださる。大自然という私達の身近なお姿になって何時までも見守り続けて下さっている。お盆の時期にはそのご先祖さまを特にご家庭にお招きして、懐かしい時間を一緒に過ごす事ができる。と考えれば如何でしょうか。その様に考えれば、お盆供養の意味も改めて有難く感じる事ができますし、また大自然に対しても優しい気持ちで接する事ができるのではないでしょうか。