無縫塔(むほうとう)は、主に禅宗僧侶の墓塔として使われる石塔。塔身が卵形という特徴があり、別に「卵塔」とも呼ばれます。ここから、墓場のことを「卵場」「卵塔場」というようになったそうです。さて、この字を見ても判るように、縫い目がない、つまり卑賤、上下、職業など差別を超えたところを意識した塔である性格上、生きとしいけるもの、同じ命を生きる全てに対する畏敬を表した形とも理解できそうです。