では葬儀と告別式は、それぞれどんな意味があるのでしょう。まず葬儀は、死者をこの世からあの世へと引き渡す宗教的な儀式
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。故人の霊魂(みたま)のための時間です。仏教での一般的なお葬式の流れで言えば、僧侶が読経を行っている時間がこれにあたります。遺族やごく親しい人が中心になって営まれます。
次に、告別式は、故人の友人や知り合いが参加する社会的な儀式。参列者は、遺族に慰めの言葉を寄せ、ひとりひとり焼香したり献花をするなどして、故人に最後の別れを告げます。
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現在、棺の形は寝棺が主流だが、そのなかに専用の布団や枕を使っている。つまり死者は横になって眠る形になっているが、こうした形式になったのは近年のことである。かつて座棺の時には、死者は死装束をつけ、そこに膝を抱いて座らされており、布団を掛けるようなことはなかった。あくまでも旅支度をしてあの世に旅立っていくのであり、眠るという発想はなかったのである。そのため寝棺でも、底にはマコモのござなど座るための敷物を敷いており、そこに直接遺体を横たえていた。しかし横たえるということから専用の布団が用意されるようになり、死者は寝棺で眠るという形式になった。つまり死者はあの世に旅立つよりも永遠の眠りにつくということが強調されることになる。