お彼岸はご先祖様に牡丹餅をお供えしてお墓参りをする日、一般的なイメージでしょうか。勿論それも結構なのですが、実は「坐禅をし自分を調える日として設定された7日間」というのが正しい彼岸の意味のようです。また、お中日(春分の日)は、昼と夜の長さが同じになる日、言えば大きな季節の変わり目でもあります。
◇植物が新たな枝を伸ばし始めるのもこの時期、新旧入れ替わり、人も植物も気の入口が開くのだそうです。開放気分の時に隙が出来るのが常でしょう。水ぬるむ季節に気まで緩まぬよう修行に励んだのが本来のようです。
◇さて、その心の調え方として方向性を示したのが六波羅蜜(ろっぱらみつ)の考え方です。布施(与える喜びを知りましょう)持戒(いけないと思うことはしません)忍辱(辛抱強さも必要です)精進(正しさに向って少しずつでも励みます)禅定(心穏やかに過ごします)智慧(正しさを深く理解します)
◇ご先祖さまの一番の願いは、私達みんなが幸せで安らかな生活を送ることでしょう。周りの人の幸せを願って六波羅蜜を実践する時、実は私達自身が安らぎに包まれている事実に気づかされます。お彼岸は、ご先祖さまからのメッセージに感じる行事でもあります。
◆小さな美術展◆
「渡辺俊明仏画展」を開催、氏は三春町在住、その柔らかなタッチは多くの女性ファンをお持ちです。今回特に、曹洞宗のポスターに使われた原画も公開しました。 |
|