| いつもながら、お盆が過ぎればあっという間に秋彼岸が参ります。春のお彼岸に比べ境内の賑わいも若干控えめではありますが、それでもお中日には縁日さながらの参拝者となりました。 恒例の「小さな美術展」、今回は「人間国宝 芹沢_介展」を開催。平成五年から細々ながら続くこの催しも徐々に市民権を得たらしく、子供連れのご夫婦や学生らしき若い参拝者も多く見受けられるようになりました。古くはあらゆる芸術や文化の発信基地としての役割もあったお寺です。芸術に親しむ入り口として楽しんで頂ければ何よりです。 さて、彼岸ついでに申しますとこの時期、お中日が秋分の日、文字通り夏と秋を分ける日と考えられます。季節の変わり目などと申しますが、体調の不具合を訴える方が多くなるのもこの時期、特に今年は五月から七月末までの長雨が続き、またその後の夏の暑さもつかの間、急に訪れた朝晩の冷え込みが気になります。ものの本によりますとこのような年は自律神経が失調しうつ病になる方がいつもの年より多いのだそうです。受け売りで恐縮ですが、その予防法として肉体労働やスポーツで筋肉を使う、また体を冷やす食べ物を避けるなど身体を温めることが大切なのだそうです。 余談ついでに、仏教では病気の元は四大不調と説きます。四つの大とは、地大・水大・火大・風大。地は堅さを相とするもの、水とは湿り気を相とし火は熱さ、風は動くことを相とするもの、単体ではなく、それぞれの不調が組み合わさることで病が起こるとされます。逆を言えば季節に応じてまた状況に対する気を調節する(単体を整える)ことで総体を見直す可能性も考えられそうです。仏の世界のお医者様薬師如来さまからのメッセージです。ご用心、ご用心。 |