二十二日、二十四節気で言えば“冬至”です。その昔、この日を境に徐々に日が伸び春へ向かうところから、歳の起点とされ儀式や祝宴が催されたそうです。それに準えたわけではありませんが、お寺では恒例の餅つきが行われました。参加者二十名、OBとなった中学生も今では頼もしい搗き手です。二升づつ二回に分けて搗くつもりが、終わってみれば四臼、最後の一臼は板塀建築作業にあたっていた職人さんが飛び入り参加です。冬至の力餅が建て前の祝い餅へと形を変え、体と心が同時に喜びを感じたような幸せな気分です。
 食事が済めばお楽しみのビンゴ大会、「リーチ、ビンゴ!」一等の副賞は両手なべ、とっても実用的?な賞品に、かなり現実的な子供さんも大喜びです。一等にナベか?選択の不安を打ち消す笑顔にほっとした瞬間でした。
 話は変わりますが、先日NHKの番組に出演していた絵本作家 荒井良二さんが、発想を枯渇させないコツとして次のように語っております。
 「自分の中の大人を捨てること」「子供ビームを浴びること」年を重ねる事で否が応にも蓄積される常識や経験が、本来幾つになっても持っているべき子供の部分(自分らしさ)を覆い隠してしまっている、大人のタガをはずす事で見えてくるものがある。子供たちの中に飛び込んでみる、しかも無防備で飛び込む事で見えてくるもの、確かにありそうな気がします。それが何なのかを決して具体的に表現できないところに実際に携わる面白さがあります。寺子屋の運営スタッフの皆様にもそんな空気が伝わっているのかもしれません。
 KYとは空気(Kuuki)が読めない(Yomenai)の略なのだそうですが、空気が読めるスタッフに今年も一年感謝感謝です。年が改まると共に、新たな空気もまたさわやかに澄み渡り、すがすがしい風を感じる年となる事を願うばかりです。