25〜26日、東北地区の写真店経営者で構成される『東北PGC』、その会員の中で自己研鑽に励む皆様の勉強会“人間塾”が仙林寺を会場に開かれました。
 光陽スタジオ馬場裕隆氏とのご縁で実現したセミナーですが、記念すべき第一回目、そして建築中のセミナーハウス“坐忘庵”のこけら落しとして、ダブルネームを冠した行事です。日程表作成、講話資料準備と順調に進み、半月前から受け入れ態勢も万全です。あとは、セミナーハウスの完成を待つだけと余裕を見せたまでは良かったのですが、詰めの甘さがたたってか、直前になって場所の変更を余儀なくされる大失態。
 ですが研修の方は、まるで何もなかったように坐禅体験、講話とプログラム通りに進みます。講話のお題は“ホスピタリティーと禅の心”サービスとホスピタリティーの違い、またその違いを裏付ける禅や仏教の心とは、具体例を示しながら一時間の講演をさせて頂きました。
 お寺と檀家、なかば契約的に関係を保っている間柄ではありますが、契約と考えれば解消という二文字が見え隠れするのは、なかば当然の事と思います。契約以上の結びつきを想定するならば、そこには期待以上が下限というホスピタリティーの認識は、高級老舗旅館だけにお任せするものではなさそうです。
 初日の研修、講話終了後はいざ懇親会へ。場所は宿泊所でもある「其中庵」です。話は尽きることがなく、ようやくお開きとなったのは日付が変わった午前二時。睡眠時間三時間ほどで朝の坐禅に挑みます。清々しい坐禅になったかどうかは疑問ですが、そのやる気と真面目な姿勢には頭が下がります。その後、朝のおつとめで般若心経を読経。裕好さんよりお作法の手ほどきを受けて、朝ごはんは定番のお粥です。境内掃除を済ませれば小休止の後、二時間の講話です。写真業界の先輩を招いてのお話は、経験に基づいた貴重な体験談です。いわゆる同時目線の大切さを学ばせて頂きました。
 最後に、思いを綴る願文を載せた写経をお預かりし終了式となりました。納めたご自分の写経は何時でも見ることができます。今日のこの日感じた瞬間の願いを忘れずにお過ごし頂ければ何よりですし、また忘れそうになったら何時でもお出で下さい。ゆっくりお話でもいたしましょう。再会を楽しみにしております。

境内清掃

お経練習

お粥をいただく